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ご存知、Magic Tree House シリーズです。
1冊500円ほどの値段で、ザラ紙のようなペーパーバックで28冊まで続いたシリーズが変わりました。
Merlin Missions という新規シリーズです。
残念ながら、ハードカバーエディションしかなく、1冊約1,500円と3倍の値段になってしまいました。

Christmas in Camelot (Magic Tree House #29) Haunted Castle on Hallow's Eve (Magic Tree House #30) Summer of the Sea Serpent (Magic Tree House #31) Winter of the Ice Wizard (Magic Tree House #32)

#29 Christmas in Camelot (Magic Tree House #29)
#30 Haunted Castle on Hallow's Eve (Magic Tree House #30)
#31 Summer of the Sea Serpent (Magic Tree House #31)
#32 Winter of the Ice Wizard (Magic Tree House #32)

ページ数も増えて、各冊約110ページ超、総語数も約11,000語超と、それまでの約5,000~6,000語からボリュームが大幅にアップ。
ひとつの文章も3行にわたるものが散見されるなど、英語レベルも少しアップしています。
このシリーズ、開始時はJackは8歳半、Annieは7歳でした。それが、Jackは10歳、Annieは9歳に成長しています。

この4冊のシリーズでは、2人の成長がポイントです。
取り上げられている言葉は「なぞなぞ」ではなくなります。
2人は言葉を言葉どおり理解し信じ、勇敢に立ち向かっていきます。
年長のTeddyとKathleenがフォローしてくれますが、常に行動を共にしているわけではありません。

今回のシリーズの展開について、著者のOsborneさんは、エピソードが紡ぎ出てきたのは、Ireland, Wales, Scotland, England, Persia (The Arabian Nights)などの古典的物語を参考に受け継いでいるからだと率直に書いています。
剣はもとより、"Raven"とか、"Frost"とかいう単語が出てくると、確かに「言い伝え」を想像させると思いました。

1冊が1万語を越える長文なのに、あいかわらず、クライマックスが拍子抜けするほどあっさりして記憶に残りにくい、というパターン。
このシリーズは設定を楽しむシリーズだと私には思えます。でも十分楽しいです。
#32 "Winter Ice Wizard" は、特にその設定(しこみ)がよくできていると感心させられました。オススメです。

なお、amazon.com の方だと、第1章などが見れます。こちらを参考にして下さい。
Amazon Online Reader : Christmas in Camelot (#29)
カバー折り返しと最初の8ページを読むことができます。
Amazon Online Reader : Haunted Castle on Hallow's Eve (#30)
カバー折り返しと最初の6ページを読むことができます。

読者の反発を受けたと感じたのかどうかはわかりませんが、
このシリーズに続く
Carnival at Candlelight (#33)
同程度のボリュームですが、約600円のペーパーバック版も販売しています。

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2006.10.15 | 児童書 | トラックバック(0) | コメント(4) |

この4冊は、オススメです。英文児童書を読み始めたばかりの方に。
著者は、Marjorie Weinman Sharmat ということで、探偵 Nate the Great シリーズの作家の作品です。

The Pizza Monster (Olivia Sharp)

Nate より、4冊とも読みやすかったです。
第1作は、The Pizza Monster (Olivia Sharp)
これなので、これだけは最初に読んだほうがいいと思います。その後のシリーズをスムーズに読むためには。
 
 
The Princess of the Fillmore Street School (Olivia Sharp) The Sly Spy (Olivia Sharp) The Green Toenails Gang (Olivia Sharp Agent for Secrets)


第2作 The Princess of the Fillmore Street School (Olivia Sharp)
第3作 The Sly Spy (Olivia Sharp)
第4作 The Green Toenails Gang (Olivia Sharp Agent for Secrets)

学習本のような「こういう表現を英語で書きたかった」と思わせる英文がどんどん出てきました。

私は、Nate シリーズを読みやすいとは思っていません。
GR本を読んでこられた方にとっては、ちょっと難しいと思います。
I, Nate the Great って言われて、
すんなり読める方ならかなり英語に馴染んでいる方だと思うのです。
例えば、Alexander the Great といった言葉を知っているとか
幼児向け GR をたくさん読んでいるとか。

そうではなかった私の場合は、Olivia Sharp のほうが、読みやすいと思っています。
レベル3ぐらいのGRを読んでこられた方が、「ちょっと児童書でも読んでみようか」と
思うときに、楽しんで読めるかもね、と思うシリーズ本です。

どの本も3,000語程度なので、読みきれる楽しさもあると思います。

このシリーズが長続きしなかった原因を考えてみると、
超リッチな主人公にして一人娘の少女。
おかかえ運転手を使ってリムジンを乗り回したり、お金を使って
問題解決の糸口を開いたりすること。

両親と離れて暮らし、本当は一人でさみしい環境だと思うのですが
そんなことはおかまいなしに探偵業務にいそしんで、
自己満足していく姿が受け入れられなかったのかなと。

なので、表面的には何にも浮かんできませんが
実はとてもハードボイルドな少女の世界を描いていると思うのです。

ということで、最初にも書きましたが、
文章も内容も大人のあなたにオススメのシリーズです。
 

2006.10.09 | 児童書 | トラックバック(1) | コメント(2) |

楽しい話しか読みたくない方は、この文を読まないほうがいいです。



とても悲惨な事件が10月2日、アメリカ・ペンシルバニア州で起きました。

10人の女子児童が学校の教室で顔見知りの男(3人の子供の父親でもある)に監禁され
5人が射殺されました。今も入院している子供もいます。
単独犯人のチャールズ・カール・ロバーツ4世(32)は、警察の突入を前に自殺したそうです。

アーミッシュの学校で5人を射殺 米ペンシルバニア (CNN.co.jp: 2006-10-3)

この事件を取り上げるのには理由があります。
アメリカやイギリスの児童書を読んでいると、学校が舞台になっている場合が多いです。
また、友人との楽しい行動や、地域での探偵ごっこ、同級生や上級生によるいじめ等、
現実に即した問題を含め子供たちに情報提供していることが多いです。
貧困や、人種差別、そういったものも取り上げられている作品もあります。
このブログでも、レビューを書いてきたつもりです。

でも、今回のような内容の本を読んだことがありません。
子供の責任ではなく、大人たちの責任の話だからかもしれません。

悲惨な話ですが現実に発生しているのですから、今の子供たちの不安背景としての事実を
英文児童書を読む者として、理解している必要もあると思うのです。

今回の事件はその残虐性と同時に、原理的な宗教のかかわりもありアメリカ本国でも
考えさせられる問題となっているようです。

アーミッシュというキリスト教のなかのひとつの集団の子供たちが今回の犠牲者です。
アーミッシュという団体についてはネットや書籍等で、ご自分で調べて下さい。
私もいろいろ調べているところです。

注目すべきことが現在まで、ふたつ報道されています。

ひとつは、監禁された女子児童のなかの年長の少女(13)が、犯人ロバーツに対して
殺すなら私を殺せ、他の子供たちはそのままにして欲しいと志願したことです。

もうひとつは、こうした悲惨な事件を起こしたロバーツの親族に対して、
犠牲となったアーミッシュたちは糾弾するのではなく、forgive したことです。
犯人ロバーツの葬儀にも多数(数十人)のアーミッシュが参列したと報道されています。

例えば、テキサスでブログを書いているこの人は、今回の事件に対して
キリスト教徒ではないのに、深く慈悲している発言を書いています。
About The Amish School Shootings (jobsanger: 2006-10-7)

年長の少女が示したと言われる態度 "the selfless courage" と
アーミッシュたちの態度、
"They (Amish) have even reached out to the family of the shooter." について

"but it can be very difficult to follow a religion that teaches peace and forgiveness in trying times such as these. "
と書いています。

たぶん、当事者であるアーミッシュにしてみれば、
こうした態度は "the will of God" と言うのではないかと思います。

衣服にボタンやジッパーを使うことを回避する人々もいるアーミッシュ。
自動車も電話も普段利用しない人たちが多い彼らの生活。教室はセキュリティ的観点からすれば無防備だったと言われています。
しかし、彼らにしてみれば、キリストに近づくために、その愛と安寧を得るために比べれば
不自由や犠牲をいとわない(そもそも不自由や犠牲とは考えないのでしょう)のかもしれません。

今回の件とは関係ありませんが、宗教というくくりのなかで
その主張が突出している場合もあるわけで
女性の中絶を認めないというキリスト教徒のブッシュ有力支持者たちもいるわけです。
中絶手術を行う医師をネット上にリストアップし
医師が何者かによって殺害されるという事件も過去に起きています。
単純に「アーミッシュだから」「◯◯教徒だから」とくくるのも難しいような気がします。

この事件が起きた週は、アメリカ国内で他にも2件の学校襲撃があったそうです。
日本でもすでに学校(児童)襲撃は起きています。

ひどい世の中だからこそ、
楽しくて笑える英文児童書を読みたくなるわけですが、
社会を構成しているひとりの国民として考えさせられる事件でもあります。

価値観の差異という、英語を学ぶ者にとっても焦点をあてるべき事件だと思います。
犯人ロバーツの動機と思われる、生後20分で死別した長女の思い出や
少年時代の性衝動の記憶(妄想かも)。妻に書いた遺書の一部公開。
日本のニュースでは数日経過したせいか、その後深く取り上げられていませんが
アメリカを揺り動かしている事件のような気がします。

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3つのキーワード 「 Amish school shooting 」 で検索すれば
英文ニュースと英文ブログがたくさん抽出されます。
ニュースサイトだと、読めなくなる場合があるので、
ウェブ魚拓というキャッシュサイトを利用してリンクをいくつか張っておきます。
参考にしてみてください。

Amish mourn gunman in school rampage
(USATODAY: 2006-10-7)

Amish School Survivors Struggle After Killings
(NewYork Times: 2006-10-6)
被害者親族へのインタビューやアーミッシュ男性のインタビューを載せている。学習者向けのページに配置。

Shooter's relatives: No recall of being molested
(USATODAY: 2006-10-5)
犯人自ら明かした20年前の少年時代の性衝動の件を当事者にインタビュー(否定している)

Toxic mix of emotions boiled within devoted dad, husband
(USATODAY: 2006-10-5)
性的行動も計画していたと想像させる物的証拠など、事件の内容をあからさまに書いている。

US killer in sex abuse confession
(BBC NEWS: 2006-10-3)
動機や被害状況、ブッシュ大統領の反応など、全体像が整理されている

US school shootings
(BBC NEWS: 2006-10-2)
コロンバイン高校など、今までの学校(関係者)襲撃の経緯

Who are the Amish?
(BBC NEWS: 2006-10-2)
事件のあった地域の人々は、子どもたちは13歳まで共同クラスで学んだり、女性は髪の毛を切らない、男性は結婚したらひげをはやすなど、アーミッシュの生活様式などを解説。ただ約20万人の全体の統一したルールがあるわけではなく、独自性があり、電話や電気を利用しているグループもあることを紹介(今回の事件は電話で通報されている)。多くの家庭では猟のために銃を所持・使用している。

事件6ヶ月後、ワンルーム学校を新設

更新:2006/10/09 16:00
更新:2006/10/11 20:00
更新:2007/04/05 17:00

2006.10.09 | News / Site の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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