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東京都現代美術館に、イサム・ノグチ展を観に行きました。
高さ3.6m、重さ約 17 t の Energy Void を見れてとってもよかったー!!

9月16日~11月27日(日)まで開催しています。
大人:1,300円
http://www.ntv.co.jp/isamu/

● Energy Void のねじれ具合

Void: a large hole or empty space
    : a feeling of unhappiness because someone or something is missing
Cambridge Dictionaries Online より

この Energy Void が、今回の目玉でしょう。
カラビナのような形をした石彫です。7個の石を接合して作ってあります。
この作品を横から見るとそのねじれ具合がよ~くわかります。
本体も微妙に傾いているのです。石をうまく接合して、よくここまで美しく
ねじれるものか、ため息ばかりでます。表面はピカピカではなく、
かといって鈍い光を反射するわけでもない。

以前TVで放映していたのを見たのですが、この作品は
ヒロシマの平和公園のシンボルとすべく構想されたそうです。
上の半分くらいが地上にあって、残りの部分は地中に埋め込まれるという
作品だったそうです。結果的に採用されず、1971-72年、この石彫と
なったのだそうです。

日本人の父とアメリカ人の母、ロサンゼルスに生まれ、幼くして帰国。
13-14歳で単身渡米。コロンビア大学の医学部に通うという人物。
日系人であるということで、第二次大戦中から戦後、政治に翻弄された
と思います。
鎮魂として落ち着きがある作品だし、ドーナツ状の「つながり」が
無限の力を発するようでもあります。ねじれによってそこに力が凝縮している
静と動を感じながらボ~と何分も見ていました (笑)

● デザイナー

イサム・ノグチといえば、照明デザイナーとしての作品が浮かびます。
今回の展覧会でも、一番最初に展示してあるのが、直径2メートルもあるおおきな提灯です。
題名もずばり 「2mのあかり / Two-Meter Akari」 (1985年)です。
資料をみると3mあります。和紙と竹でリズムがあり、
普通の提灯とはおもむきが違います。
明かりのデザインは150種以上やったそうです。
やはり、イサム・ノグチといえば、

多くの方が和紙を使った彼の照明デザインを想像するのだろうなぁと思った次第です。

● 地球を彫刻した男

「地球を彫刻した男」だそうです。
でも、この言い方は、他にも大規模空間を演出している作家がいるので、わたし的にはあまりピンと来ません。
サブタイトルは
「彫刻から空間デザインへ~その無限の想像力」
今回は、全部で46点展示してあります。
北海道のモエレ沼公園のグランド・オープン記念です。
だから「地球を~」とうたっているのかもしれません。

● 展示順序がいい!

今回の展示順序はすごくよかったと思います。
最初に晩年の作品である照明を見せて安心させ(照明はもう1点ありました)、
次に20代の若い時代、特にパリ滞在中の抽象彫刻をみさせます。
これが、Energy Void への布石になっていて、後で混乱しないんです。

さらに、抽象ということで、いきなり
最晩年の作品 「 リス / Squirrel 」 (1988年) や
「 中国袖 / Chinese Sleeve 」 (1987年) のブロンズを使った作品を展示。
表現の単純化が進み、その構成力とブロンズを接合させるテクニックに
ビックリしました。紙のように、ブロンズを扱っているのです。

抽象への造詣を示した後に、石彫作品群に移ります。
「 砥石 / Whetstone 」 (1970年) と題された1m四方ぐらいの石の作品が、
確かに海と波を想起させるからすごいです。観覧しているうちに
だんだん抽象表現に馴染んでいったのだと思います。

そして、Energy Void と続きます。

機会があれば、北海道のモエレ沼公園(札幌)にいってみたいですねぇ。

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2005.10.09 | 映画・展覧会 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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