上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

この絵本を見た時にはビックリしました!
引用している画像の解像度が悪いので、少しわかりにくいかもしれませんが…

Miffy at the Gallery (Miffy's Library)

Miffy at the Gallery (Miffy's Library)
Dick Bruna / 1997年発刊です。

この絵本は代表的な現代アートをアレンジして紹介することをとおして
現代アートをわかりやすく観賞できる
『現代アートの楽しみ方』絵本なんだと思います。

今回の物語はギャラリー・美術館でのお話です。
どんな、作品をブルーナは展示した(描いた)のでしょうか?
キーワードは『躍動感』かな

この表紙の絵を見て、何を想像しますか?
私は、アンディ・ウォーホルの『マリリン・モンロー』のミッフィー版だと思ったのです。



Warhol, Andy - Obrazy galeria obrazów

もちろん、ウォーホルの『マリリン・モンロー』では、単色ではなく
複数色、それも同じ配色ではない作品を何作も発表しています。
現代のイコン(icon) として、モンローを象徴化していると思います。
ウォーホルについては、別記事で紹介します。
ウォーホルは、『ミッキーマウス』も描いています。

ウォーホルは、同じものの大量コピーの整列配置によって
「細胞分裂」を想像させたと思うのです。
だから、私たちは彼の作品に『生命感』と迫力を受けるのだと思います。

この絵でブルーナが一番気をつかった点は、
壁に描いたうさぎたちのイメージが、ミッキーマウスに見えないようにすること
また、単純に並列に複数のミッフィーを配置しないこと
だったのではないかと思うのです。

ブルーナは、この絵で描いている各ウサギのイメージに
普段描いている黒色の輪郭を書いていません。
どちらかといえば、マティスの切り絵に近い感覚です。
これで躍動感を醸し出しています。
各ウサギの大きさと色を変えることで
全体としてリズム感を生み出しています。


この絵と対の英文は

"That one is fine, said Miffy,
the colours are so clear,
as if the artist cut them out
and stuck them over here."

マティスとウォーホルを組み合わせる
ブルーナ渾身の1枚の絵だと私は勝手に思っています。

そう思うと、ブルーナがこのギャラリーで何を展示しているのか、俄然注目です。


傑作絵本:ウォーホルを観賞するミッフィー(2/3)
傑作絵本:ウォーホルを観賞するミッフィー(3/3)




スポンサーサイト

2007.03.07 | miffy | トラックバック(1) | コメント(2) |

なるほど、ウォーホルがこう絡むのですね!
私は今まで、マティスの切り絵と絡んでいるだけだと思っていました。
色への興味から始まって、アートの勉強も少しずつしていますが、まだまだ。
成雄さんの視点と分析、いつもとても勉強になります。

2007.03.13 14:28 URL | 大川 #- [ 編集 ]

なぜか、ブルーナが影響を受けた画家には、マティスばかりが取り上げられているのですが、本人は現代アートの先端を切り開いている自信と確信をもっていると、想像してます。

今回のオランダ絵本作家展で展示した彼の作品は、オフセットとシルクスクリーンでした。
シルクスクリーンと言えば、ウォーホルでしょう。ブルーナはウォーホルも好きだと思います。


ブルーナは「もっとシンプルに」が口ぐせらしいのですが、どうしてどうして、モンドリアンに究極のシンプルを見つけられてしまっているので、少し違う道を歩んでいると思います。
それについてもそのうち書きたいと思っています。

2007.03.13 23:50 URL | 成雄 #LkZag.iM [ 編集 ]












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://nariosky.blog12.fc2.com/tb.php/170-4ee90e0b

『ミッフィーのたのしいびじゅつかん』の衝撃
前回の話題に関連して、『ミッフィーのたのしいびじゅつかん(Miffy at the gallery)』に触れておきたいと思います。まず見ていただきたいのは、その表紙。ミッフィーシリーズの他の絵本とは雰囲気が違います。その理由のひとつは、ミッフィーが読者に背を向けていること。

2007.09.17 17:02 | カラープランナー大川貴子のアンテナ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。