上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

Miffy at the Gallery (Miffy's Library)

Miffy at the Gallery (Miffy's Library) は、
ひとひねりというより、もう一歩昇華させる絵をブルーナが提示しているように思えます。

このブログで最初にミッフィーについて書いた時、モンドリアンの香りがした作品だと思ったわけですが、なんと、モンドリアンの絵を想像させる絵が書いてあります!


モンドリアン / Piet Mondrian

モンドリアンにとって、直線の平行線、格子状の線がなぜ必然なのか?
一連のモンドリアンの絵がなぜ革新的なのか?

それは、『人工』線であるということ。「自然の模倣のからの開放」であり
『遠近法からの開放』だからこそ、直線は並行のままでなければいけないと
思うのです。

格子状の線が動いて見える。これがもうひとつの核心だと思います。
線がどんどん移動していく感覚。前後に立体的に存在している感覚。
平面の空間からだんだん立体の空間に見えてくるのと
赤色や青色が前に出てくる、後ろに引いていく
そういった色の動きの感覚を引き出してくるのです。

ブルーナがこの絵本のなかで描いた、モンドリアン風の絵、
実は、キャンバスを45度回転させれば、そのままモンドリアンの絵と
言えてしまいます。

モンドリアンは水平線・地平線を書きましたが、斜線は描いていないはずです。
面白いことに、モンドリアンはキャンバスを◇型に配置して何作か発表しています。
◇型に配置したキャンバスに水平線・地平線の絵を描いています。

モンドリアンの多くの作品が、大きな画像で確認できます。
CGFA- Piet Mondrian
このなかにある、『Lozenge Composition with Red, Gray, Blue, Yellow, and Black, 1924-25』という作品を見てもらえれば、◇型のキャンバスの話はすぐにわかるでしょう。

この◇型に配置して描かれたキャンバスを45度回転させれば、
キャンバスは□型の配置になりブルーナが描いている絵に近づきます。

この絵と対の英文は

"Those stripes are very pretty,
I like this painting too,
but should I look this way or that?
I'm not sure what to do!"

というように、茶目っ気たっぷりに書いています。
そして、モンドリアンが◇型キャンバスを使った以上にブルーナの絵は
『回転して引き込まれていく立体感覚』を見事に実現させていると思うのです。
しかも、直線の太さ(幅)の差が大きいのです。
線の太さが違うと、人間の目を通して
線が細く見える=遠くにあるから=距離が離れている=立体空間
というように脳が判断したりするのです。
この絵を1分ほど見つづけると感覚がわかると思います。

表紙に使った絵とこの絵は本当にスゴい絵だと感心させられました。
この絵本はブルーナの傑作絵本だと思います。

傑作絵本:ウォーホルを観賞するミッフィー(1/3)
傑作絵本:ウォーホルを観賞するミッフィー(2/3)


スポンサーサイト

2007.03.07 | miffy | トラックバック(1) | コメント(0) |












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://nariosky.blog12.fc2.com/tb.php/172-44e65bf4

【絵本】
絵本絵本(えほん、英:''Picture book'')とは、主に幼児、児童のために、その主たる内容が絵画|絵で描かれている書籍のことである。幼児向けの内容のものが多いが、大人が読んでも読み応えのある絵本もある。大人向けと根本的に違うのは、その意図が教育的なものであると

2007.03.08 14:13 | 美術をきわめる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。