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(1)からの続きです

この映画を作った人たちの思いが凝縮しているのが映画の導入部だと思っています。
物語に入る前の登場人物を紹介する時にどんな映像を持ってきたのかというと、絵筆を取って、パレットから画用紙に青色の表情をテストするのです。

緑色がかった青色から鮮やかな青色、何本も色を塗り、色調を選んでいます。
ピーターラビットを知っている方なら、何を描こうとしているのかすぐわかります。
そして絵の具の付いた筆を水で洗い、水の色の変化(湖水を暗示?)を映します。
もう、このシーンだけで、ポターの半生を描いたと言ってしまえそうです。

もうひとつ印象的だったのが、絵本製作の過程での印刷所のシーンです。
刷り上がった現物を見て、ダメ出しして何度も印刷のやり直しをさせるエピソードが心に残ります。
でも、これは本当なんですかね?

映画は、1902年頃のイギリス・ロンドンを舞台にして始まります。
イギリスの階級社会に触れたことがないので時代考証とかわかりませんが、イギリスで作っている映画ですから、衣服や馬車、メイドなどの扱いからマナーと格差とか当時のイギリスをそつなく描いているのでしょう。
弟(長男)は家を継がない、ポター自身30歳過ぎでも独身でいたというのは自分たちの意思を大切にした生き方で、なかなか難しかっただろうと想像させます。

ポターというと、植物学者になりたかった人というイメージがあります。彼女が描いた菌類の絵本を見れば、その上手さに圧倒されます。
女性は科学者になれないという当時の不文律があり、断念せざるをえなかった。そちらのイメージが強いです。
この映画では身分の違う(格下の)編集者との恋が主軸です。こんな劇的な恋物語があったとは知りませんでした。

ところで、Wikipedia のミス・ポターの項目によると、史実との違いが指摘されています。
とりわけ最後のただし書きが重要?
■ミス・ポター - Wikipedia

確かに言われてみれば、ピーターラビットは最初は私家版として絵本にしたはずだったような記憶がよみがえってきました…。

それは別として、広大な土地を購入して自然保護に寄与した事実を始め、動植物に囲まれて人生を全うした彼女の生き方が良く伝わってくる快作です。

淡い映画:ミス・ポター(3)へつづく >>
 
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2007.10.05 | 映画・展覧会 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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